2019/10/06

世界一お金の使い方が上手い人

世界経済の減速懸念からマーケットは不安定な展開が続いている。このような局面を何度も経験しているが、私自身も一喜一憂はしないものの決して気持ちのいいものではない。投資経験が長いお客様にとっても同様だと思うし、投資経験の浅いお客様はマーケットが下落すると不安になると思う。しかし、こればかりは慣れていくしかない。マーケットは短期では上がったり下がったりを繰り返しながらも中長期では成長してきた。資本主義社会の本質である。

長期投資で成功するためには、このような局面を何度も乗り越えていかなければならない。リスクがあるからリターンが生まれる。リターンの源泉は、リスクなのだ。

もちろんお客様の性格やリスク許容度(年齢、資産、収入)によって、感じ方はさまざまであるため、アドバイザーとしてはその人に合った対応が必要である。弱気になって感情に任せて途中で運用をやめるのは最悪である。その人にとって適切なポートフォリオであればBUY&HOLDで運用を継続することが大切である。

独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として10年間以上にわたって、お客様と向き合ってきた。最近、感じていることの一つは、お金に対する適度な執着は資産形成にプラスになるものの、あまりに執着が強すぎるとお金に振り回され、幸せになれないということである。逆にお金に全く執着がない人は、残念ながらお金は貯まらないケースが多いため、『適度な執着』が良いと感じている。

当社のお客様の多くの方と議論するのだが、ある程度、資産形成に成功している人は、いい意味で『お金が好きな人』が多いと思う。それ自体はとてもいいことなのであるが、決してお金が目的となってはならない。あくまでもお金は目的のための手段である。

最近、ネットフリックスで『天才の頭の中 ビル・ゲイツを解読する』という3部構成のドキュメンタリーを見たが、世界有数の大富豪であるビル・ゲイツとメリンダ夫人が財団を通じて世界の様々な問題を解決するために奮闘しているリアルな姿が印象的であった。この番組を見る前は世界一の大富豪が引退して、老後に悠々自適に財団を運営していると思っていたのだが、全くそうではなかった。世界を最適化するためにその頭脳を駆使し、誰よりも勉強し、深く思考し、苦悶しながらハードワークしているのだ。

最近、世界一の富豪の称号はアマゾンのジェフ・ベゾスに譲ったが、世界一お金の使い方が上手な人物はビル・ゲイツであると感じた。長らく世界一の富豪として君臨し、そして今度は、その巨額の財産と天才的な頭脳を駆使して世界を最適化する。研究だけする学者と違って、実際に行動して世界を変える。人類史上ビル・ゲイツのような人物は、初めてだろう。世界一の投資家バフェットがゲイツ財団に自身の財産の多くを託すことを決めた理由は、彼に任せることが世界にとって一番いいと確信したのだろう。

ドキュメンタリーには、バフェットも出演しており、非常に貴重なプログラムであるため、興味のある方は是非見て欲しい。LINEでアメリカ留学中の息子にも勧めたら、『もう見たよ』とそっけない返信があったが、どうやらアメリカでも話題のドキュメンタリーのようだ。

我々、庶民にビル・ゲイツの真似をすることは不可能であるが、お金を稼いで資産を作るだけではなく、資産を有効に活用することで人生を豊かにするところまで意識することが大切である。資産形成は重要であるが、お金に振り回されてはいけない。マーケットに一喜一憂して資産運用をやめるのではなく、生きている限り資産運用を継続していただき、長期で成長させながら、必要な資金は、『運用しながら取り崩す』というスタンスをとってほしい。

ところで最近、ネットフリックスに一時の勢いはないが、このようなドキュメンタリーが配信されると、なかなか解約できないなと個人的には思った。


ゴーイングコンサーン

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