2020/03/09

真価が問われる時

コロナウイルスの世界への感染拡大とともに、世界のマーケットは、リスクオフ全開で売りが売りを呼ぶパニック状態に陥っている。確かに大変なウイルスには違いないが、未知のウイルスに対する人間の過剰な反応が事態をより悪化させている。行き過ぎた悲観が世界に蔓延し、悪いスパイラルにはまっているようだ。

皮肉なことに発生源となった中国の上海総合指数は比較的落ち着いて推移しているが、日米欧含め先進国、インドやブラジルなど新興国市場も総崩れ、NY原油先物価格は、サウジアラビアの増産姿勢を受けて一時28ドル/バレルをつけた。為替も一時、1ドル101円台まで円が急伸。NYダウ先物も一時5%の大幅安の展開でまさにリスクオフでマネーが逆流。今後のリセッションを織り込むような展開となっている。

リーマン・ショック同様にコロナ・ショックもまたブラックスワンとして歴史に刻まれることは間違いない。

当社のお客さまからも様々な問い合わせがあり、個別に対応させていただいているが、このような状況では静観すること、追加投資の余力がある人は、長期投資を前提に買っていっていい。短期で考えるのであれば、ギャンブルなのでやめたほうがいい。

皆さんから質問があるがコロナウイルスがいつ終息するのか?マーケットのパニック状態がいつまで続くのか?について正確に予測することは困難である。1カ月で落ち着くかもしれないし、長引いて半年かかるかもしれない。今後の推移を注視していくしかないだろう。

中国においては湖北省、武漢以外の地域で新たな感染者数(信用できるかどうかは別として)は減少しており、ピークアウトしている。これはいいニュースである。日本においても政府がややバタバタしている印象はあるものの、感染拡大は比較的、抑えられており、よく頑張っているといえるのではないか。韓国やイタリアの感染はより深刻でついにはイタリアでは、握手やハグも禁止されたとの報道も。こんな事態は初めてだろう。

相撲も高校野球も無観客でコンサートなど各種イベントも延期や中止、プロ野球、Jリーグの開幕も延期される見込みで実体経済への影響は日に日に拡大しており、東日本大震災後のような自粛モード全開となっている。

私自身も不要不急な外出は、控えているが、家族など少人数で外食することはできる範囲で継続している。先週も最近、通っている横浜のお寿司屋さんに行ったのだが、大将と話していると中小の飲食店は本当に大変な状況であることは間違いなく、こんな時だからこそ微力ながら応援したいと考えている。企業活動において、多くの会社が売り上げ、利益の減少は避けられない。よってバランスシートがより重要となるわけで、コロナが終息するまで、耐えられるかどうか?生き残れるかどうかがポイントである。まさに経営者としての真価が問われる状況と言えるだろう。

もちろん経営者だけではない。今回のコロナショックは、全ての人において危機である。
思考停止するのではなく、冷静に考え、適切に行動することが大切である。

私自身は、あらためてコロナショックを乗り切るために以下のようなことを心がけている。

・不要不急の外出を避ける。(感染しない、万が一感染しても他人にうつさない。)

・手洗い、うがい、消毒、マスクなど基本的なことを徹底する。

・できる限り、お客さまとテレワークにてミーティングする。
(新規のお客様対応時は、感染に十分注意して訪問する。)

・長期投資を継続していただくために、しっかりとコミュニケーションをとる。

・飲食店には基本、開店時間に行って、食べて、飲んで、お店が込み合う前にサクッと帰る。

・今こそ気力と体力が必要である。自宅の近くでジョギングを開始。自宅で筋トレも開始。

・免疫を高めるため、栄養バランス、睡眠時間に留意する。

・コロナ後を想定し、通勤時間や移動時間で浮いた時間を使って情報のインプットや良書を読むことを徹底する。(Think Smart ロルフ・ドベリ著のような良書)

マーケットは、大嵐の真っ只中で当社のビジネスにも強い逆風が吹いている。当社のお客様の大切な資産も一時的に大きく下がっており、当然ながら、みんな気分がいいはずはない。私もコロナを恨んでいるものの、この危機的な状況をお客様とともに乗り越えていけると確信している。今、やるべきこと、できることをたんたんとやりつつ、コロナ後にしっかりと備えたい。

全ての人、全ての企業や組織、全ての国家の真価が問われる時である。

個人的には、こんな時こそ元気を出して、お客様や周りの人たちを元気にしたいと考えている。
横浜上大岡 鮨処あり多

大底はどこか?

リーマンショック以来の緊張がマーケットを覆っている。私自身、リーマンブラザーズが史上最大の破綻をした2008年9月15日以降の半年間のマーケットは、お客様の大切な資産をお預かりする立場としては、まさに地獄のような日々であった。 さて、そのリーマンショック後のセリングクライマッ...