2021/02/18

資産運用のパワー

 マーケットが堅調である。

各国中央銀行の金融政策、各国政府の財政出動に加えて、やはりワクチン効果は大きい。

コロナ感染者数で世界ワーストのアメリカであるが、ワクチン接種がすすんでおり、7月後半にはアメリカ国民が2度、摂取できるワクチンを確保できるとバイデン大統領は表明した。

16歳以上のアメリカ国民のワクチン摂取が進み、年内にも集団免疫を獲得する見込みである。

各種景気指標からも明らかであるがアメリカ経済の回復基調は鮮明となっており、10年国債の利回りも1.3%と上昇した。もちろん、インフレ、金利の急上昇、コロナの感染再拡大には警戒が必要であるが、FRBパウエル議長は、しっかりと先手を打ち、2023年末まで利上げをしない意向を明らかにしている。さらにバイデン政権の財政出動は、世界最大の経済大国アメリカのGDPの約9%と巨額である。

また世界第2位の中国経済も好調。コロナの影響から世界で最も早く抜け出し、巨額のインフラ投資を加速させている。鉄鉱石や原油価格も上昇基調で、コモディティの価格もじわじわと上がっている。ドル高を受け金価格は下落基調で実体経済の回復とともに銅やニッケルも上昇気配。もちろん米中摩擦には引き続き警戒が必要であるが、米中2つの大国の経済が好調に継続する流れは確実であり、株式市場には今後も追い風が吹きそうである。

資産運用で成功体験の少ない日本では、株があがってもマーケットに悲観的な見方も多いが、世界をみれば大きな変革の時代であり、新しいスター企業が次々と誕生しており、数々の投資機会(チャンス)があると考えている。マーケットの予測は難しいが、個人的に今年は、いい流れが継続すると考えている。

さて当社は、日々、マーケットとお客様の資産の動きを観察しているわけであるが、あるお客様の運用状況を確認して資産運用のパワーにあらためて驚いた。

5年前の2016年1月25日にお客様にある投資信託1本に1億円ご投資いただいた。以来、殆ど何もしないでBUY&HOLD。そして5年が経過した本日の残高は、初めて2億円を超えたのだ。そのお客さまが、数年前におっしゃった言葉が今も印象に残っている。

『M銀行の定期預金の金利は0.01%で1億円預けても年間の利息は1万円。利息にかかる税金を控除すると8000円。中浜さんの薦める投資信託のほうが成績が良いね(笑)』*現在は、0.002%なので利息2000円、税控除後、1600円。

当時、お客様は、購入時の手数料や信託報酬という投資信託の運用コスト、そして価格変動リスク、為替リスクなどをご理解いただいた上で、ご提案した商品に投資する価値があると判断してくださった。

結果的にわずか5年で1億円が2億円になった。ギャンブルではなく、リスクを抑えながら運用力でリターンを積み上げたのである。個別銘柄や仮想通貨で2倍になったわけではなく高度なリスク分散によるものである。72の法則によると、5年で元本が倍になったということは、72÷5年=14.4%。つまり年率換算で14.4%で運用されたという事である。

年率14%という数字は同期間の世界株インデックスを大きく上回っていることはもちろんである。世界の優良企業のROE(自己資本利益率)に匹敵するリターンを獲得していることは、あらためて驚きである。 

ファイナンシャルアドバイザーとしてお客様に喜んでいただくには時間(忍耐)が必要である。運用資産が2倍になればお客様は、喜んでいただけると思うが、やはり運用金額が大切である。100万円が200万円になるよりも3000万が6000万、5000万円が1億になるほうがいいに決まっている。いい商品を長期保有する。時間を味方につけて資産運用のパワーを最大限に生かせば経済的な不安はなくなるはずである。

当社のお客様の多くは長期投資の継続による運用益(含み益)で経済的な将来不安が年々、軽減していることを、実感していただいているようだ。

とはいえ、まだまだ先は長い。これからが本当の勝負である。気を引き締めていきたい。

2021/02/12

ブログ再開

昨日、10年以上にわたって親しくさせていただいている50代前半の開業医の先生とゴルフをご一緒させていただいた。先生は、仕事も趣味も何事にもストイックな方で本当に心から尊敬する人物である。

資産運用に関しては10年以上前に私と一緒に打ち合わせをした運用方針、運用計画に従ってポートフォリオ運用して長年にわたって淡々と投資を継続している。

基本的には投資信託を活用したポートフォリオ運用でBUY&HOLD。日々の株価に一喜一憂しないで、リーマンショック、ギリシャ・ショック、コロナショックも乗り越えて、資産は着実に成長している。すでに一生、経済的に困ることはなく安泰であるが、その資金を預金に置きっぱなしにするという発想はない。長期にわたって預金に置くことは、名目で減らないとしても長期的には物価上昇に負けて実質的に目減りするからである。今日の1億円と20年後の1億円の価値は全く違うのである。これからの世界を見据えて、どこにお金を預けるのが最適なのか?という視点が重要である。

先生は稼ぐ力(フロー)と稼いだお金(ストック)の両輪が長年連動して働いており、ご自身はいつも謙遜されるけれど、間違いなく既に日本を代表する長期投資家である。将来、どこまでいってしまうのか?本当に楽しみである。

そんな先生から昨日『中浜さん、最近ブログの更新してないですね。楽しみに見ていたので、また更新してほしいです(笑)』と言葉をいただいた。私自身、先生の言葉にハッとした。昨年、コロナ感染が拡大して以来、理由はよくわからないけれど、知らず知らずのうちにブログ更新が滞りがちになってしまっていた。

大切なお客様からこのようなご指摘いただき、少し反省しつつ、あらためて定期的にブログ更新を再開しようと思った次第である。

さて、最近の私の仕事であるが、ほぼ100%リモートワークになっている。リアルで一度もお会いしたことがないお客様も20人以上となった。昨年の3月を底にマーケットは反転し、アメリカ大統領選挙でバイデン勝利、FRBの金融緩和の継続、コロナワクチンなどが追い風となっており、マーケットの一部に過熱感も見られている。投資経験の浅い人は、マーケットが崩れる前に一旦売却したほうが良いのでは?と聞いてくるが、長期投資を成功させるために、そのような運任せのやり方は賢い戦略とは言えない。売却することで当然、税金がかかるし、そもそも素人であれ著名投資家であれ、短期的な予測は当たらない。まさに神のみぞ知るということだろう。長年にわたってバブルがはじけるとか猛烈な円高になるとか自身の発言に何の責任も持たない偽物専門家の声を真に受けてはならない。いつの時代も株価は突然上昇するわけで、バブルに関してもグリーンスパンがいったように、はじけなければわからない。短期的な予測は不可能なマーケットであるが、長期では右肩上がりで上がる、これが資本主義社会の根幹である。マーケットが上昇するときにマーケットにいないことこそが大きなリスクである。

マーケットにおける価格変動リスクを避けて、売ったり買ったりするよりも、短期的な価格変動を受け入れて、自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを維持して長期投資を実行するほうが資産は間違いなく増えていくのだ。

長期投資のみならず、人生においてリスクをとらなければリターンは生まれない。ただしリスクといっても変なリスクはとってはいけない。リスクに見合ったリターンが期待できるのか?リスクとリターンのバランスが大切である。これまで多くの人をコンサルティングしてきたが、自分だけは雨に濡れたくないと考えて、リスクをとらない人が多い。一方でビットコインやワンルームマンションなどギャンブルのような投機に走る人も多く、両極端である。

ゼロ金利時代においては安全確実に5%のリターンをとれる商品はないのである。

当社は2006年創業以来、15年にわたって投資信託をコアとしたポートフォリオ運用を推奨してきた。一例であるが12年前にお客様にご投資いただいた株式型の投資信託の基準価格は、3倍以上になっている。複数の銘柄にリスク分散して3倍というのは、リスクとリターンのバランスが良い。あらためてであるが投資信託による運用は、税金を繰り延べてくれる。投資信託(ファンド)が企業から受け取る配当や利息は非課税であり、ファンド自体が株式を売却した際のキャピタルゲインも非課税であるため、投資家は良いファンドを保有している限り税金を繰り延べることができるのだ。複利効果を最大限に享受できるこの仕組みが、投資信託の最大のメリットなのだ。

素人に毛の生えた人たちが、好奇心で個別銘柄(ETFも含む)を売ったり買ったりしている。もちろん自由にやればいいと思うが、まず勝ち目はないゲームだろう。

アメリカのロビンフッドの問題(学生がオプション取引で巨額負債を抱えたと誤認して自殺)もそうであるが、日本も世界においても、賢明な投資家は、ごくごく少数派である。長くなった人生、経済が成熟する中で投資の巧拙が人生に大きく影響を与えるにもかかわらず、適切な投資教育は提供されていない。ネットに蔓延する信用できない情報ではなく真に役立つ投資教育が必要だと感じる今日この頃である。

2020/10/23

お金が貯まる人

 当社は、2006年に創業して今年15年目を迎えた。最初のお客様は、15年間サポートさせていただいており、一番新しいお客様は、昨日、運用をスタートしたお客さまである。

現在、お客さまからお預かりしている資産は120億円(ファイナンシャルアドバイザー2名)を超え、日々、責任の重さを感じつつ活動している。当社は、原則3000万円超の金融資産を保有する個人と1億円超の法人のお客様を中心にサポートさせていただいている。

当社のお客様は、各業界で活躍している素晴らしい皆さまである。20代で3000万円超の金融資産を自力で貯めたお客様もいるが、多くは30代~50代の働き盛りのビジネスパーソンが中心である。

60代超のお客さまも多数いらっしゃるが、当社のお客様は、大手証券会社の顧客と比べて若く、現役で仕事をバリバリやっている方が多いのが特徴でほとんどのお客様が継続的に追加投資を実行していただいている。当社のお客様は、まさに日本を代表する賢明な投資家といえるだろう。

職業は、会社員、公務員、経営者、税理士、弁護士、司法書士、開業医、勤務医、プロスポーツ選手、芸能人など実にさまざまであるが、男女比率は、近年、女性のお客様が増えていることもあり、ほぼ50:50といった感じ。

当社のお客様を見る限りでは、女性のほうがお金を貯める能力は高く、資産運用においても長期的な視点を持って我慢強く、継続投資できる方が多いと思う。所得においては男性のほうが稼いでいる人は多く、1億を超える資産を保有する人は男性のほうが多いが、40代~50代で5000万円~1億円の金額を自力で貯めている女性のお客様も多く、新しい時代の成功者だと感じている。

当社のお客様の中でもで資産形成が順調に進んでいるトップレベルの方は、30歳で2000万円、40歳で5000万円、50歳で1億円に到達している。この半分の数字、30歳で1000万円、40歳で2500万円、50歳で5000万円貯めれば十分に凄いレベルであるが、当社のお客様は、それ以上のトップレベルの方が多い。

では30歳で2000万、40歳で5000万、50歳で1億円という金融資産を保有している人は、どのような人なのか?

あらためてであるが、

資産形成とは (収入―支出)+(資産×運用利回り)である。

収入が高く、賢い支出をして、余剰資金を長期で運用して、ふやしていくことが大切である。

●まず自力で金融資産を貯めている人は、間違いなくストイックで仕事ができる人が多い。自分の専門領域における能力が高いため、必然的に平均よりも収入が高くなる。

●支出であるが、極めて質素(シンプル)で無駄がなく、賢い支出をしている。当社のお客さまでトップレベルの人に浪費家の人は一人もいない。しかし、自分自身の人的資産価値を高める支出には惜しみなく使い、消費にメリハリがあるといった印象である。ストイックに自分のやるべき仕事に集中して、身の丈にあった生活をした結果、自然な形でお金が貯まったという方々である。

●資産運用に関しては、基本的に当社と相談の上、リスク許容度に応じた運用方針を決めて、それに沿ってたんたんと実行している。仕事中にスマホでちらちら株価をチェックしているような人は、一人もいない。自分のやるべきことに集中しており、資産運用は、長期的な視野を持ち、基本的に当社に任せていただいている。実に合理的な方々である。

このようなお客様は、日本でも世界でも、まだまだ少数派であることは間違いない。世の中は、あいかわらず日々の株価に一喜一憂して、ネットで調べた表面的な情報をもとに売り買いしている素人のギャンブラーで溢れている。このような人たちが成功する確率は、宝くじで当たる確率と大差ない。自分がやっていることのリスクを理解していないケースがほとんどである。

当社のお客様を見て、あらためて思うのは学校の勉強ができる頭のいい人というよりは、当たり前のことを当たり前にたんたんとこなす実務能力の高い方が、資産形成においても成功しているという印象である。

コロナでまだまだ大変な世の中であるが、人的資産と金融資産の二つの資産管理、パーソナルファイナンスの巧拙によって、今後もますます個人間の格差が拡大していくだろう。

当たり前の話かもしれないが、自分の市場価値を高めてしっかりと稼ぎ、無駄のない賢い支出をすれば、自然とお金は貯まるのだ。お金が貯まらない人は、収入以上の支出をしているケースが多く、生活における支出を見直す必要がある。

最近、お会いする20代の若いビジネスパーソンに『まず自分の仕事に集中して、自力で1000万円貯めることを目標としてほしい。』と伝えている。1000万円貯めることは、なかなか大変であるし、ある程度ストイックでないと1000万円は貯まらない。しかし、1000万円貯めることができた人は、年齢とともに給料も増えていくし、資産運用で増やすこともできるため意外と早く3000万円貯まっている。

これまでの経験から資産形成に最も必要なことは、金融や経済の知識を高めることでもなく、早く資産運用を開始することでもなく、まず自分のやるべき仕事に集中して1000万円を貯めることだと確信している。金融知識や経済知識はあるに越したことはないが、ネットや書籍などにあふれる信頼性の低い情報を基に中途半端な知識で投資判断をすることほど、危険なことはないと思う。

2020/10/13

無形資産

 ウィズコロナの生活が徐々に定着しつつある今、お客さまから様々な相談が寄せられるのだが、最近多い相談の一つが住宅購入に関する相談である。

コロナで仕事がリモート中心になり、ボーナスや残業代が減って、収入減少している中で賃貸で毎月の家賃を払っていることが、もったいないと感じ、マンションの購入を検討しているといった類の話が実に多い。

賃貸はもったいなくて、持ち家のほうが得であることは決してないのだが、心理的に賃貸は損している(もったいない)気がするようだ。

これは貯蓄性のある保険のほうが得で掛け捨ての定期保険は損だと感じているようなものだ。私は20年前に横浜市内に戸建てを購入したが、もはや住宅部分の価値は、ほとんどゼロではないか。近年、さまざまな修繕費用がかかっており、持ち家も結構お金がかかるのである。とりあえず土地の値段は下がってないかもしれないが、そもそも売るつもりもない(現金化できない)ため、資産価値としては、全く計算していない。当時、一生住んでもいいという判断で買ったわけで住み替えや売却を前提として買ったわけではないのだ。

・NISAがあるから投資をする。

・住宅ローン減税があるから家を買う。金利が低いから家を買う。

・節税効果があるからマンションに投資する。

・初任給が高いから、この会社に入る。

・Go to Travelがあるから旅行に行く。

何かがおかしい。

個人的に旅行は好きであるが旅行に行きたいから、旅行に行くわけであり、Go to Travelがあるから旅行に行こうとは思わない。NISAなんかなくても投資するし、節税効果があってもマンションには投資したくない。住宅ローン減税がなくなったら、家が売れずに値段は下がるし、金利が上がっても同様であろう。家を買うかどうかの判断に住宅ローン減税も金利もあまり関係ない。

家という一番大きな買い物は、経済的な損得でタイミングを計って意思決定するのではなく、家族構成やライフプランがはっきりして、ここにずっと住み続けてもいいという物件を自分たちにとって良いタイミングで購入するべきと思う。

賃貸はもったいないという理由でマンションを購入する判断には、違和感を覚えるし、将来、そのような意思決定は、大きなリスクを抱える可能性が高いと思う。

結婚やお子さんの誕生でライフステージが変わって、家を買い替える人は多いが、買い替えコストがかかること、実際に住み替える時に望む金額で売却できるのか?は、その時の経済状況次第で不確実である。

日本は、少子高齢化の加速、人口減少、大相続時代に突入しており、都心部でも空き家が増えている。私の住む横浜の住宅地でも空き家が少しずつ増えている。都心部でも一部の例外を除けば戸建て、マンションに関わらず住宅の資産価値がどんどん上がることはなさそう、いや絶対ないだろう。資産運用の観点でいえば、投資対象でなく全く興味のない資産である。

アマゾン株は、90年代後半に株式を分割後に一株1.5ドルで低迷していたが、20年後の今、3000ドルを超えており、底値から2000倍超となっている。もしも100万円買っていたら、20億円である。低迷していた時代に底値でアマゾン株を買うことは難しいし、20年以上保有することはもっと難しいのであるが、優良企業への投資は、莫大なリターンを生むことがある。これからも優良企業の株式が資産運用の主役であることは、間違いない。

一方、未だに不動産会社の下手なトークに乗せられて安易にマンション投資をやっている人が多いのも事実である。マンションを買った当の本人からは、節税と退職後の賃料が得られるメリットなどいい話ばかりを聞くが、金利がいくらか?聞いても答えられないケースがほとんど。つまり不動産のプロというわけでもなく、完全にアマチュアレベルなのだ。マンション投資には購入時に気づいていないリスクが潜在化しており、将来、徐々に顕在化してくるのだ。非常に危険であることは言うまでもなく、借金して不動産投資することはやめたほうが良いだろう。

ゼロ金利時代に住宅ローン金利よりかなり高い金利で借金をしてマンションに投資をして、10年後、20年後に輝く未来が想像できるだろうか?

時代のキーワードは、まさに『有形資産』から『無形資産』へと変わった。世の中の企業の時価総額(企業価値)を見てみれば、それは一目瞭然である。

個人においても同じである。個人の価値は、その人が持ち家か賃貸か?では決まらないし、資産を多く持っているかどうかだけで、はかれるものではない。お金は、もちろん大切であるが、あくまでも人生における目標を達成するための手段であり、大切なことはその人がどのように生きるのか?ということが本質である。

個人の知識や経験、能力、洞察力、信用、人間性など無形資産がキャッシュフローを生み出す時代になった。資産運用においてもバランスシートにあらわれない無形資産を目利きする洞察力が求められる。

自らの人的資産を高めて、仕事で価値を提供し、身の丈に合った生活をすればお金は貯まる。貯まったお金を将来性のある資産に投資することで、人的資産と金融資産の両輪をしっかりと回転させていくことが重要である。

2020/09/17

悪意のある第三者による不正アクセスに関するお知らせ

昨日、各種メディアでも報道されましたが、当社が金融商品仲介業に関して業務委託契約を締結しているSBI証券の一部の顧客(当社担当のお客様ではありません。)の証券口座から不正アクセスによって資金が流失したことが判明しました。

本来、証券口座から出金できるのはあらかじめ設定された本人名義の銀行口座のみですが、偽りの銀行口座が第三者によって開設され、その偽口座に出金されたようです。銀行口座を作るためには本人確認書類が必要ですが、本人確認書類が偽造された可能性が高いようです。当社も2006年から金融商品仲介業者として活動しておりますが、証券口座からお金が流出する事例は初めてかなり異例の事態です。被害にあわれた顧客に対してSBI証券は早急に全額補償すると同時に偽りの銀行口座が設定されたため、銀行と協議するとのことです、

また現時点で分かっていることは証券口座から出金する際に使用されたパスワードはSBI証券のシステムから不正取得されたものではなく、他のインターネットサービスなどで併用しているパスワードの可能性が高いとのことです。

当社が担当するお客様の証券口座に関しては問題ございませんし、今すぐ何かアクションをとっていただく必要はございませんが、今後の防止策の強化や本件に関する質問窓口についてSBI証券ウェブサイトにプレスリリースが記載されております。

お手数ですが、まずご一読いただければ幸いです。

2020/07/07

1989年以来の転換期

今年も気づいたら半分が過ぎてしまった。本日7月7日は、当社バリューマネジメントの14歳の誕生日である。特に何もないが、ブログを更新してみることにした。

それにしても、まさか2020年オリンピックイヤーがこのような年になるとは、誰が想像しただろう。世界は、コロナに振り回され、人々それぞれの人生や生活に多大な影響を与えている。私自身も今後の人生や生き方について真剣に考える機会となっている。

さてコロナによるアメリカの死者数は13万人を超え、第一次世界大戦の死者数を大きく上回っている。アメリカは、コロナ戦争に敗戦したかのような雰囲気である。そんな危機的状況において大統領がトランプであることは、悲劇としか思えない。もはやバイデンがいいかどうかはどうでもよく、トランプ以外であれば誰でもいいのではないかと思えてくる。
アメリカファーストというより自分ファーストの人間がアメリカ大統領になってしまったことの代償はかなり大きかったようだ。コロナで世界に関心がなくなったアメリカとアメリカから干渉を受けない独裁者らは伸び伸びとやりたい放題である。効果的なワクチンができるまでは、世界は、歴史上最大の危機といっても過言ではないだろう。

とりわけ、大統領選挙を控えたアメリカとウイルスの発生源となった中国との関係は、貿易摩擦レベルではなく、もはや修復不能レベルであり、米中新冷戦時代が到来したといっていいだろう。

私が大学1年生の時、1989年11月、ベルリンの壁が崩壊した。その後、ソ連崩壊で米ソ冷戦が終結して以来、世界をリードしてきたアメリカは、リーマンショック、そしてコロナショックがとどめを刺し、国力は大きく低下した。その間に世界第二位の経済大国にのし上がった中国も世界から信用されず世界をリードする資格はなさそうだ。米中覇権争いというよりも世界は、まさにイアン・ブレマー氏のいうリーダーシップなき『Gゼロ』の世界となった。むしろ国家よりもGAFAやマイクロソフトに代表されるデジタルやITなどハイテク企業が影響力を増し、テクノロジーが覇権を握る世界になるのかもしれない。

あらためてであるが経済における3主体は、国、企業、個人である。コロナウイルスに上手く対応できている国とそうでない国で明暗が分かれているが、コロナ対策における各国の財政負担は巨額であり、コロナ後のソブリンリスクが懸念されるところである。

各国中央銀行の大規模な金融緩和と政府の巨額の財政出動によって、事実上の財政ファイナンスまさに国債バブルといってよい状況である。株式市場においても一部でバブル懸念が指摘されているものの、債券に比べればバブルという水準ではないだろう。いずれにしても国家財政は非常に厳しい状況であり、無能な政治家らは、このような状況下、国民の短期的利益を優先するポピュリズムがますます台頭し、長期的な利益を失っていくという悪しき流れが完全に出来上がったように思う。国家の未来は明るくないかもしれない。

国家の先行きが極めて不透明な時代に、個人としてどのように生きていくのか?ということが大変重要になってきた。このようなサバイバルといってよい状況で大切なことは、バランスシートである。バランスシートに余力のある個人や企業は、国家に頼る必要はない。むしろ強い個人、強い企業は、稼ぎ続け納税し、国を支えている。世界経済がどんなに厳しくても強い企業、強い個人は生き残り、ますます強くなっていく。

当社も様々な影響を受けているが2020年1-6月期、半年間の収入は対昨年比でほぼ同等である。正直、かなり収益が悪化することも覚悟していたのであるが、3月をボトムにマーケットが回復していること、株価が急落したことで、新規のお客様や既存のお客様の追加投資が増えたため、現時点では当社のビジネスへの影響は最小限であった。まだまだ予断を許さない状況であるが、何とか今年も利益を出して、個人としても法人としてもしっかりと納税していきたい。

GAFAとマイクロソフトの5社の時価総額が東証一部全銘柄(約2100社)の時価総額を超えた。テスラの時価総額が、トヨタを超えた。このようなニュースに接して、時代の大きな変化を感じざるを得ない。一方で政府、霞が関の官僚、銀行、一部の企業は、組織が硬直して世界の変化、スピードに全く対応できていない感じである。

2020年は、1989年以来の転換期である。ベルリンの壁崩壊後の世界の秩序、時代は大きく変わった。テスラ株が期待先行で買われすぎているという面もあるが、むしろ数十年後に車のエンジンがなくなる世界を株価は織り込みはじめたと考えている。これまでの成功モデルや価値観が陳腐化する可能性を意識して、変化を恐れず行動し、人生を楽しんでいきたいものだ。

富士レイクサイドCC

2020/06/05

お客さまサポート

当社も3月初旬からリモートワークを推進している。コロナ収束後も基本的にお客様サポートは、リモート中心で活動していく予定である。先日、一度もお会いしたことがない方(お客さまからのご紹介)が、3度のZoomミーティングでお客様になった。はじめましてから運用プランのご提案、証券口座開設、そして運用商品購入をオンラインでサポートした。また確定拠出年金の運用に関してもアドバイスして、実際にプラン組み替えをサポートし、とても喜んでいただいた。昨年の今頃、肉離れで足を引きずりながら活動していたこととは大きな違いである。

お客さまからのご紹介だったからこそスムーズであったことは間違いないが、そもそも当社の新規のお客様は、ほぼ100%がご紹介である。だからこそ今回の経験からリモートワークの可能性を感じているところ。

【お客さまへ】
そんなことでメール、LINE、メッセンジャー、電話、Zoom、Teams、Google Meetなどオンラインでお客様のご相談、ご質問に対応させていただきます。資産運用相談だけでなく、住宅ローンや生命保険、確定拠出年金などお金の相談であれば、できる限り対応いたしますので、遠慮なくおっしゃってください。また周りに困っている方がいれば是非、当社の資産運用サービスをご紹介ください(笑)

さて、コロナで世界は、大きく変わった。
日本は、少し落ち着いてきたものの、まだまだコロナ前の日常とは程遠い。独特な空気に包まれる世界であるが本日、私は50歳になった。このあいだまで30代だったはずなのに、人生はあっという間である。毎年来る誕生日にあまり興味はないが、2020年という節目に50歳を迎えた今日という日は、何となく節目のように感じている。うれしくはないが、身が引き締まるそんな気持ちである。

確かに今回のコロナは、ピンチであるが、私自身は、これからの人生について深く考えるいい機会となった。これからの人生を生きていくうえでこの経験をポジティブにとらえ、お客様や家族、友人らと逆境を乗り越えていきたい。

個人も会社も国家もピンチの時こそ真価が問われる。逆境を乗り越えた人、会社、国家は、さらに強くなる。私自身も年齢とともに体力は衰えているものの、精神力はますます強くなっていることを実感している。タレブのいう『反脆さ』を発揮することが理想である。

あらためて私の仕事は、ファイナンシャルアドバイザーであり、お客様の大切な資産を預かる仕事である。今回のコロナショックは言うまでもないが、マーケットに多大な影響を与えている。当社のお客様のポートフォリオも当然、影響を受けているが、投資をやめる人は一人もいない。むしろピンチはチャンスととらえ、多くのお客さまが追加投資を実行し、長期投資を継続している。本当に素晴らしいお客様に出会えたことをうれしく思っている。

長期投資の継続は、忍耐を要する。正しいやり方で投資を継続し、大きく下落する局面で忍耐力を発揮する投資家が大きなリターンを手にするのだ。

収入がなかなか増えない時代に、人生を豊かにするために長期投資は大きな武器となる。ただ人生と同様にいつも順風満帆ということはないのだ。

コロナで大暴落したマーケットは3月中旬から下旬にかけて底を打ち、各国中銀の金融緩和と各国政府の巨額の財政出動がサポートとなり回復基調にある。リーマンショックで金融市場が崩壊した状況とは対照的に金融市場は安定を保っているのだ。当然、実体経済は最悪でこのような危機下において企業収益は大きくぶれるためPERやPBRなどファンダメンタルズはあまり役に立たない。よって今の株価水準が正当かどうか?は誰にも分からない。

だから素人に毛の生えた程度の個人投資家がなんとなく個別株を売ったり買ったりするのは、ほとんどギャンブルであり、成功の見込みは極めて低い。今こそ、賢明な投資家は、質の高いファンドによる適切な分散投資をポートフォリオの基本に置くべきである。

単に長く投資すれば良いわけではない。コロナで世界経済が元に戻るまで4,5年は覚悟しなければならない。これまでの常識が通用しない時代である。企業も国家も個人も変化に対応しなければならない。

資産運用のパワー

 マーケットが堅調である。 各国中央銀行の金融政策、各国政府の財政出動に加えて、やはりワクチン効果は大きい。 コロナ感染者数で世界ワーストのアメリカであるが、ワクチン接種がすすんでおり、7月後半にはアメリカ国民が2度、摂取できるワクチンを確保できるとバイデン大統領は表明した。 1...