何事においてもそうであるが、つくづく投資においても継続することは何よりも強いと感じる。長期投資を続けることには様々な障害があるのだが、それらの障害を乗り越えて、正しい方法で続けていくことが大切である。私は200名近いお客さまの資産運用をサポートしているが、基本的に当社のお客様はストイックな人が多く、毎年あるいは毎月、継続的に追加投資を実行している。ただ世の中はストイックな人ばかりではない。継続するためには仕組みが必要である。
当社のお客様は自動積立投資(給与引き去り)で投信積立をしている人も多いが、ご自身で毎年一回ある時期に大きな金額を証券口座に入金して、追加投資を実行する人もいる。(かなりストイックな皆さまである。)
毎月運用する方法と毎年一回でどちらがいいということはないのだが、全体的には毎月自動積み立てをする方が手間がなく継続的に投資が実行できているようだ。資産運用を始める際に運用方針として毎年運用する金額を決めたにもかかわらず、結果的に追加投資を継続できない人もたくさんいる。人間はそれほど意志が強くないのだ。追加投資が実行できない場合、当然であるがそのお客様の資産は、なかなか増えていかない。アドバイザーとしての私の課題でもある。
お仕事を退職した人に関しては、追加投資は基本的に難しいが、現役で仕事をして収入のある方は、毎月あるいは毎年、継続的に投資を実行するべきである。とはいえ忙しい人も多いため、よほど意志の強い人以外は、自動積み立てによる積み立て投資をお薦めしたい。ちなみに私も妻もさほど意志が強くないため長年、投信積立を実践しているし、これからも仕事をする限り、ずっと続けていく予定である。
持っている資産(ストック)は一括投資すべきであるが、これから受け取る給料やボーナス(フロー)は、積立投資をしたほうがいいかもしれない。そんなことを考えていたら、お客様(30代前半の女性)から積立投資をはじめたいというメールをいただき、明日そのサポートに伺う予定である。彼女は、ストイックで仕事においても活躍しており、着々と資産形成を進めている。将来、お金持ちになることは確実で、これからがとても楽しみなお客様の一人である。
2019/02/04
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